
11月14日(土)国立新美術館3階講堂にて、本展図録監修・千足伸行さん(成城大学教授)による記念講演会が行われました。
「ハプスブルク家栄光の軌跡:ルドルフ2世から美術史美術館へ」
と題し、600年以上のハプスブルク家の歴史はもちろん、当時のヨーロッパの国々の歴史も踏まえ、美術品がどのように蒐集され、西洋美術史がどのように築かれてきたのかを語ってくださいました。
例えば、
希代のコレクター、「オタク的な」ルドルフ2世のもとではマニエリスムの画家や動物画家が活躍しました。
ネーデルラントの大公レオポルト・ヴィルヘルムは、処刑されたイングランド国王チャールズ1世が所有していた膨大な数の美術品を買い集めました。
スペイン国王フェリペ4世はベラスケスをいたく気に入り、宮廷画家として召し抱え、
部
屋まで与えていました。彼の描いた作品は自動的にハプスブルク家のコレクションになり、
多くの肖像画が、婚姻関係が結ばれていたオーストリア・ハプスブルク家へ送られました。
今私たちが展覧会で目にすることの出来る作品は、「名画に歴史あり」と千足さんが言うように政治や歴史の背景があって収集されたものなのですね。
この絵が今ここにあるのはなぜか。と少し違った視点から絵画を見てみると、展覧会も面白さが倍増すると思います。
是非みなさんも予習、復習をしてじっくりと楽しんでみて下さい。
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